Adapt or Die - 10 Years of Remixes
2005
  1. Mirrorball (DJ Jazzy Jeff Sole Full Remix)
  2. Before Today (Adam F Remix)
  3. Missing (CL McSpadden Unreleased Remix)
  4. Corcovado (Knee Deep Remix / Ben Watt Vocal Re-Edit)
  5. Rollercoaster (King Britt Scuba Mix)
  6. Downhill Racer (Kenny Dope Remix)
  7. Single (Brad Wood Memphis Remix)
  8. Walking Wounded (Dave Wallace Remix)
  9. Five Fathoms (Kevin Yost Everything And A Groove Unreleased Mix / Ben Watt Edit)
  10. Lullaby of Clubland (Jay‘Sinister' Sealee Remix)
  11. Temperamental (Pull Timewarp Remix)
  12. Blame (Fabio Remix)
  13. Wrong (Todd Terry Unreleased Freeze Mix)
  14. Driving (Acoustic Mix)

アダプト・オア・ダイ(10イヤーズ・オブ・リミクシーズ)と題された編集盤。「ミッシング」のニュー・リミックスを含む、未発表ヴァージョンを3曲収録した最新リミックス・アルバム。10年と言っても、「Temparamental」「Walking Wounded」「Amplified Heart」の3枚しかない。私が気に入ったのは、「コルコバード」と「」だけ。しかし、今回、クラブシーンに登場する多くのプロデューサーやDJについて勉強させていただきましたが、西麻布のイエローのサイトはさすがにすごい出来で、参考になりました。

1.「ミラー・ボール」~“Walking Wounded
ジャジー・ジェフはトランス・フォーマー・スクラッチの発明者として知られるDJ。今やすっかり人気映画俳優となったラッパー、フレッシュ・プリンスことウィル・スミスとのコンビで一斉を風靡した。現在タッチ・オブ・ジャズ(ATOJ)の主宰者としてフィリーR&B・ヒップホップ・シーンを牽引する存在。そのジャジー・ジェフのリミックスによる「ミラー・ボール」は元がミディアム・テンポなので、落ち着いた曲調だったが、そのままのムードを保っています。この曲のリミックスは初。

2.「ビフォア・トゥデイ」~“Walking Wounded
このリミックスは元々シングルで発売されていた。エマーソン、ディリンジャーとシケインのリミックスが同じシングルバージョンに入っています。

3.「ミッシング」~“Amplified Heart
CL・マックスパッデンはアリゾナ出身のDJ、プロデューサーで、多くのリミックスをこなしているそうです。が、正直、詳細がよくわかりません。トッド・テリーの派手なリミックスよりは、比較的地味かなと思います。

4.「コルコバード」
ニー・ディープはジャーマン・ハウス・ユニット。ジャミロクワイなんかも手がけています。しかしぶっ飛びました。元々はシングル盤の「シングル」(ややこしいな、もう)に入っていた「コルコバード」ですが、オリジナルがボサノヴァなので、わりとさわやかな、かつドラムンベースという曲でした(“Like the deserts miss the rain”に収録)。それが、イケイケ?のラテン・ミュージックになっています。もちろん、ひねりはかなり入ってますけど。でも楽しい。この路線ならガンガン行って欲しいですね。

5.「ローラー・コースター」~“Amplified Heart
フィラデルフィアの人気DJキング・ブリット。ファンク、ハウス、ヒップホップ、ジャズ、R&B、ドラムン・ベースほか様々なジャンルをクロスオーバーさせる。このリミックスはかなりエレクトリカルに仕上がっている。元のベースラインが好きなので、ちょっとなぁという感じ。

6.「ダウンヒル・レイサー」Temperamental
ケニー・ドープはルイ・ヴェガと結成したマスターズ・アット・ワークやジャズ、ラテン、R&Bの大御所らを“ニューヨリカンソウル”のアルバムなどで知られる大物プロデューサー。あまりオリジナルと変わった感じはしないんだが。

7.「シングル」~“Walking Wounded
ブラッド・ウッドはトータス最盛期のメンバーで、ロック系のプロデューサー。Photekのバージョンよりエレクトリカルだが、全体的にはシンプルなビートだけのアレンジに仕上がっている。

8.「哀しみ色の街」~“Walking Wounded
デイブ・ウォレスはアクアスカイの中心メンバー。オムニ・トリオのリミックスが同アルバムに収録されており、ほかにスプリング・ヒール・ジャックのリミックスもある。このリミックスは正直、つまらない単調なドラムンベースだなと思う。。

9.「ファイブ・ファゾムス」~“Temperamental
「テンパラメンタル」のオープニングの曲。ケヴィン・ヨストは米国ペンシルヴァニア州ウェインズボロ出身のDJ、プロデューサー。エリック・クラプトンの“I Get Lost”のリミックスで知られる。このリミックスはパーカッションの音が面白い。

10.「ララバイ・オブ・クラブランド」~“Temperamental
ジェイ・シニスター・シーリーはルイ・ヴェガとの「ダイアモンド・ライフ」しか知らないが、アース・ウィンド・アンド・ファイアー“Never”のリミックスもてがけたそうな。オリジナルからして好きではないが、これよりはまだ静かでよかったと思う。

11.「テンパラメンタル」~“Temperamental
この曲はいろいろリミックスが出ていますが、このバージョンはそれにしても全然違うので、ぶっ飛びました。テンポをぐっと遅くして、おどろおどろしくしてます。

12.「悪いのは私」~“Temperamental
Fabioは1986年からロンドンの海賊ラジオ局にてDJを勤め、レア・グルーヴ、ヒップホップ、アシッド・ハウスほか長きにわたりUKのレイヴ・パーティーをわたり歩いた

13.「ロング」~“Walking Wounded” “Walking Wounded”に入っていたTod Terryのリミックスとはまた別の未発表バージョン。より派手になっている。

14.「ドライヴィン」~“The language of life
これはまた懐かしいところから出して来たもんだなと「ドライヴィン」のアコースティックバージョンは元々はシングルの“Take Me”のカップリングとして発表されたもの。“acoustic”に収録されている。また、このバージョンは例の本人たちが認めていないベストアルバム“Best Of”にも入っている…らしい。

CD
  • UK盤:Virgin (2005.3.14)
  • US盤:Rhino (2005.3.15)
  • 日本盤:東芝EMI VJCP-68731 (2005.3.9)

Like the deserts miss the rain

Platinum Collection