MARINE GIRLS

ビショップスハットフィールド女学校に通っていたトレイシー・ソーン、ジーナ・ハートマン、ジェーン・フォックスの3人が「ザ・スターン・ポップス」という名のグループを結成。ジェーンの妹アリス・フォックスが加わって4人組になった時にバンド名をマリン・ガールズと改め、1981年にエセックスのインディー・レーベル“イン・フェイズ”と契約して、1981年、シングル「オン・マイ・マインド」をリリースしてデビューしました。続いて、カセットテープでアルバム「ア・デイ・バイ・ザ・シー」と「ビーチ・パーティー」を発表。このカセットアルバムを1981年に“Whaam Records”がLPにして発表しました。その後、チェリー・レッドでLPにしています。

「Tutti Lo Sanno」で見せるバックボーカルや「Honey」なんてのは「さすがトレイシー」って思うんですけど、全体としてトレイシーのボーカルは少ないです。曲はほとんど書いているんですけど、おおむねギター弾いてるだけ。バンド内で主導権を握ることの出来ない内気な女の子の一面が伺えます。確かにこの人はバンド向きじゃないかもしれません。ベンと出会ってよかった。

日本では「ビーチ・パーティ／けだるい生活」の2枚のアルバムがセットで出ています。2006年に出された紙ジャケット仕様のCDではボーナストラックに“ON My Mind”のB面になっていた「The Lure Of The Rockpools」が追加されています。