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戯曲

わたしの夢は舞う―會津八一博士の恋

初出:『テアトロ』1996年5月号 p110~162
収録:「清水邦夫全仕事 1992~2000」p199~273 河出書房新社 2000.6.23

【上演データ】
兵庫県立ピッコロ劇団
1996(平成8)年1月
会場:兵庫県尼崎市ピッコロシアター
再演:1997(平成9)10月17日~19日
会場:三百人劇場
演出:秋浜悟史
出演:鈴木智/平井久美子
【あらすじ】
昭和7年、東京・下落合の秋艸堂。大学で美術史を教え、歌人でもあった會津八一の住まいだが、大勢の学生たちが何やらどたばたと片づけをしている。遠縁の娘きい子がやって来るというので、大掃除をしているのである。
きい子は20歳、八一は五十一歳。きい子はここで大勢の弟子たちとともに八一の世話をすることになった。それから、日本が満州に乗り出し、太平洋戦争へと突入、戦局が悪化していった昭和20年までの13年間の八一と弟子たち、そしてきい子への愛情を描いている。
【コメント】
 昔から縁の深い秋浜悟史を座長とするピッコロ劇団に書き下ろした作品です。
 非常に珍しいことですが、ヒロインが若い女性なので、木冬社向きではないのでしょう。でもやれない筈はないので、一度見てみたい気がします。
 


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