FOR LIFE 1987年12月16日 28K146(LP)
FOR LIFE 1987年12月16日 33KD-119(CDオリジナル)
FOR LIFE 1996年3月21日 FLCF-3625(再発売)
FOR LIFE 2001年5月30日 FLCF-3857(デジタル・リマスター盤)
FOR LIFE 2009年3月25日 FLCF-5010(SHM-CD)
FOR LIFE 1987年12月16日 33KD-119(CDオリジナル)
FOR LIFE 1996年3月21日 FLCF-3625(再発売)
FOR LIFE 2001年5月30日 FLCF-3857(デジタル・リマスター盤)
FOR LIFE 2009年3月25日 FLCF-5010(SHM-CD)
井上陽水、最後のLPだった(「ショッピング」は除く)。1980年代の最後のアルバムだった。そして、「9.5 CARATS」から3年、オリジナルアルバムとしては「バレリーナ」から実に4年が経過していた。それだけ満を持して発売されたのに、この変てこなアルバムジャケット。そして中身も地味。セールスは悪かった筈。陽水自身、ラジオでそう発言していた。アルバムジャケットは「アメリカン・インディアン」に扮しているのだが、乞食にしか見えない。だから貧乏くさくて売れないだろうと。その通りだった。
どこか完成されてしまったようなところがあったので、また突き崩す必要性があったんだろう。だからアレンジャーもいろいろだし、すごく模索している感のあるアルバムに思え、聞く方も少々混乱した。
それでも「揺れる花園」や「WHY」なんかは名曲だと思う。「Negative」はBANANA節というテクノ調。のラスト、“Negative 恋はダメ”っていう節はなんだか拍子抜けでいい感じ。「Moon」のベースラインはカッコいい。安全地帯の武沢豊のアレンジだ。「恋こがれて」の歌詞は陽水の日本の歌シリーズという風情の良い詩。「揺れる花園」は故・大村憲司氏のアレンジだ。「マリーナ・デル・レイ」系と呼んでいる。「記憶」のシンセは印象的。「WHY」がこのアルバムで一番好きだ。
WHY 青空はいつも黄昏れてゆくの
WHY 流れゆく雲に
WHY さよならと言うの
これで1980年代は終わり。1990年代に入ってまたいいアルバムを出してくれた。
作詞 | 作曲 | 編曲 | ||
1 | Negative | 井上陽水 | 井上陽水 | 川島裕二 |
2 | MOON | 井上陽水 | 井上陽水 | 武沢豊 |
3 | 恋こがれて | 井上陽水 | 井上陽水 | 清水信之 |
4 | 揺れる花園 | 井上陽水 | 井上陽水 | 大村憲司 |
5 | 記憶 | 井上陽水 | 井上陽水 | 川島裕二 |
6 | Seventeen | 井上陽水 | 井上陽水 | 川島裕二 |
7 | 全部GO | 井上陽水 | 井上陽水 | 矢萩渉 |
8 | We are 魚 | 井上陽水 | 井上陽水 | 清水信之 |
9 | WHY | 井上陽水 | 井上陽水 | 星勝 |
10 | Love you | 井上陽水 | 井上陽水 | 清水信之 |