井上陽水 Disc Review
陽水ライブ もどり道
陽水ライブ もどり道
  1. 夏まつり
  2. いつのまにか少女は
  3. 紙飛行機
  4. あかずの踏切り
  5. たいくつ
  6. 人生が二度あれば
  7. 帰郷(危篤電報を受け取って)
  8. 感謝知らずの女
  9. 愛は君
  10. 東へ西へ
  11. 家へお帰り
  12. 傘がない
  13. 星(終わりのテーマ)
  14. 夢の中へ
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POLYDOR 1973年7月1日 MR5032(LP)
POLYDOR 1985年8月1日 H32P20037(CDオリジナル)
POLYDOR 1990年9月1日 POCH-1024(再発売)
POLYDOR 1996年6月26日 POCH-1573(再発売)
POLYDOR 2001年12月19日 UPCH-1125(紙ジャケットシリーズ)

1973年4月14日、新宿厚生年金小ホールでの「陽水リサイタル」 を収録したもの。初期陽水の名ライブとして知られる一枚。生々しいギターとハーモニカ、そして歌声だけで始まるこのアルバム。とてもビビットで、すぐに引き込まれて行く。田舎道をバスで走るときのBGMに最適。

MCがかなりちゃんと録音されているのですが、すごく小さな声で、曲との音量差が激しいため、ヘッドフォンで聴くときは要注意。「いつのまにか少女は」はシングル「夢の中へ」のカップリングで、オリジナルアルバムには収録されておらず、ここでしか聴けない(※追補:後に「弾き語りパッション」に収録)。「あかずの踏切」は「氷の世界」とは別のバージョンで、すごく暗くてフォークっぽい。

そして「人生が二度あれば」。曲とその前のMCが圧巻。これを聴かずして陽水を語るなかれ、という出色の出来。

一転、B面(8曲目以後)は華やかになる。そんな中でも「傘がない」はアルバムでは結構派手なので、こちらのギター一本がかえってしみじみと気持ちが入り込む。これも陽水好きなら絶対に聴いておきたい一曲だ。

最後、「夢の中へ」で星勝と一緒に歌うのは楽しそうに聞こえた。

陽水II/センチメンタル

氷の世界