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2009年5月 3日

群像 2009年5月号

「特集 海外文学最前線」のスペイン文学は木村榮一先生。ロベルト・ボラーニョの記述があるというので購入した。以下、木村先生のあげられた作家と作品のメモ。

ロベルト・ボラーニョ Roberto Bolano(チリ)1953~2003
「アイススケート場」(1993)「象の道」(1994)、「アメリカのナチ文学」(1996)、「遠い星」(1996)、「野生の探偵たち―Los detectives salvajes」(1998)…もうすぐ刊行、「チリ夜想曲」(2000)、「我慢ならないガウチョ」(2003)

オラシオ・カステジャーノス モヤ Horacio Castellanos Moya(エルサルバドル)1957~
「蛇とのダンス」(1996)、「男の武器」(2001)、「あなた方のいない場所」(2003)、「愚行」(2004)、「吐き気」(2007)

フリオ・リャマサーレス(スペイン) 「狼たちの月」(1985)、「黄色い雨」(1988)・「どこにもない土地の真ん中で」(1995)、「無声映画のシーン」(1994)、「マドリッドの空」(2005)

エンリーケ・ビラ=マタス(スペイン)「ポータブル文学の縮約史」(1985)、「垂直の旅」(1999)、「バートルビーと仲間たち」(2000)、「モンターノの病気」(2002)、「パリは死なない」(2003)、「パサベント博士」(2005)、「気まぐれなメモ帳」(2008)

キム・ムンゾー(スペイン)「86の短篇」(一部「バルセロナ・ストーリーズ」に収録)

サンティアーゴ・バハーレス (スペイン)「「螺旋」の渦」(2004)

ロドリゴ・レイ・ローサ(グアテマラ) 「船の救世主」(1992)、「その時は殺され…」(1997)、「アフリカの海岸」(1999)

セサル・アイラ(アルゼンチン)
ゴンサーロ・セロリオ(メキシコ)
ファン・ピリョーロ(メキシコ)
イグナシオ・パディーリャ(メキシコ)イグナシオ・パディージャ
ホルヘ・ボルピ Jorge Volpi(メキシコ)1968~ 「クリングソルを探して」(ユリイカ 2000年4月号に書評あり)

ボラーニョと言えば、3月に発売予定だった、ボラーニョの「通信」が刊行延期になり心配していたら、無事6月9日に発売されることが決定された。


■書誌事項:群像 2009年5月号(4月7日発売)64(5) 講談社