幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門
「幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門」は休憩が20分入りますが、3時間コースでした。予想通り。
早めに行って食事でもと思ったので、ちょうどマチネが終わった頃行ったのですが、蜷川さんご本人がジャージ姿で出ていらして、ソワレに行ったときには、いつものタートルネックセーターに着替えられていました。
蜷川さんが芸術監督をつとめておられるシアターコクーンは2005年はNINAGAWAイヤーだそうで、すでに3本入っています。「メディア」の再演なんかあったりして。しかしこの数年、蜷川演出の芝居は本当に本数が多い。パンフレットを読んでいて思ったのですが、主役級5人の全員が蜷川演出作品に出演済みですが、「今度は蜷川さん、思い入れのある作品らしく、たくさん話してくれました」とか「前回は来ない日もあって放っておかれましたが、今回はいじられました」とかいうコメントが相次いでいます。つまり、蜷川演出って蜷川監修であって、実際は本当にどれだけ演出しているのかわからないということですね。でも、この作品はかなり思い入れをもって演出してくれたということなんでしょうね。
木村佳乃のハイヒール、見ていてハラハラしてしまい、集中できないので、やめて欲しかったです。階段降りてくるところなんか特に。段田さんより背が高くなっちゃうし、あの棒立ちスタイルが演技としてよかったのはわかるんですけどね。それから、上からふって来る石が中嶋朋子にあたらないようにと、これもハラハラしてしまいました。変なところで集中力を欠いてしまいました。
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