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2004年7月25日

夜になるまえに

夜になるまえに■Before Night Falls アメリカ 2000
■スタッフ
監督:ジュリアン・シュナーベル
製作:ジョン・キリク
原作:レイナルド・アレナス
出演:ハビエル・バルデム/オリヴィエ・マルティネス/アンドレア・ディ・ステファノ/ジョニー・デップ/ショーン・ペン/マイケル・ウィンコット
■公式サイト:夜になるまえに
■感想
「苺とチョコレート」を見て思い出した。キューバのホモと言えばレイナルド・アレナス。忙しくて日記をつけてない時期に見たので書いてなかったっけ。あらためて見直してみた。

うーん。フレディ・マーキュリーがいっぱい(笑)。

キューバは典型的なラテンのマチズムの世界なのに、何故ゲイが多いんだろう?そして特に白い目が強いのは何故なんだろう?想像するに、ラテンの男は欲望が強いのでゲイが多い→多いから危険視する。特別にそうなのかもしれないが、アレナスはすごく激しいゲイだ。

レイナルド・アレナスという作家は邦訳されている作品は少ないが、実際は多作である。書くという欲望が強すぎてどうにもならないのだろう。刑務所に入っても書く。そのせいで独房に入れられたりする。

映像化としては、とても良いと思う。見る方として、あまり原作の細かいところにこだわらないようにしているせいもあるが。革命直後のハバナはまだまだ華やかなナイトクラブの世界があり、音楽も残されていたのが、次第に芸術が迫害されて失われていくのだなという寂寥感みたいなものが少し感じられた。

やっぱり海が美しくないと、映像化する意味ないよなぁと思っていたので、その点は満足した。アバンチュールの海も良いし、チューブでマイアミまでわたろうとして失敗した場面もいい。

よくわからなかたのがラストシーン。別にああしなくてもいいと思うんだけど…どうして、そうしたかったのかなぁ。

申し訳ないけれど、映画単体として見てないので、映画自体の感想はちょっとよくわからないという感じですね。あ、ジョニー・デップがちょい役ですが、二役やっていて、とても面白いです。ショーン・ペンも少しだけですが出ています。