■The Beatles 2003.11.14 東芝EMI
■感想
ファンはフィル・スペクターのWall Of Soundの前の段階って、結構あちらこちらで既に聞いてるのが普通。海賊版は相当古くから出てるし、公式でもパストマスターズとか、アンソロジーとかね。そもそも映画見てればルーフ・オブ・ザ・トップのライブではストリングスなんか入ってないんだから(笑)。とは言え公式でちゃんとWall of Sound以前のものを出したという価値、フィル・スペクターのアレンジがない状態だと、実際は聞けたもんじゃなかったのをデジタル時代になって、アナログの良さを生かしつつノイズを除いてちゃんと聞けるようにエンジニアが頑張ったということなんでしょ。
何も考えずに初めて聞いたらどうか?という感想は不可能なのでおいといて、そうでなくてもシンプルで良いと思いますよ。マニアじゃない方、多少は聞いたことあるけど?という方も聞いた方が良いですよ、そりゃぁもう、絶対。という意味では出した価値は高いってことだと思います。
ただねぇ。20年以上前から言ってるけど(笑)映画出してよー(昔はビデオ、次にLD、今はDVDね)。難しいのはわかってんだけど。こんなCD出す前にさー。東芝EMIの公式サイト見ても、なんというか、他にやることあんだろう?という気はするんだがね。布石なんだったら…とか一瞬でも思っちゃうよ。
ちなみに、豪華2枚組(笑)2枚目は…特にマニアでない人にはどうでもいいと思います。1枚目だけですよ。ちゃんと音楽入っているのは。下の曲一覧、記憶だけで書いてみました。答え合わせしたら合ってました。まだまだ大丈夫だな、私も。
- Get Back
- Dig A Pony
- For You Blue
- The Long and winding road
- Two of us
- I've got a feeling
7.One After 909
- Don't Let Me Down
- I Me Mine
- Across The Universe
- Let it Be
2003年11月17日
LDやビデオでしか出ていないものを除いて、最終的にLDとビデオを全部DVDに買い換える計画、だいぶ進んだのだが、最終的なチェックが未だった。ぼちぼちケリにしようかと。
- DVDになってないもの→一応待つがDVD-Rに落とすしかないか…
LD:「蜘蛛女のキス」「予告された殺人の記録」「イマジン」「ヘルプ!」「everything but the girl」
Video:「パンドラの箱」「都市とモードのビデオノート」「夢の涯てまでも」「時の翼にのって」「ラジオタウンで恋をして」
- DVDになってるからいい加減に買え!
LD:「昨日、今日、明日」のみ。あーあ。
「イマジン」「ヘルプ」はなくなってしまったようだ…がーんぼやぼやしてるからだー。中古でも滅多に出ないのかも…一応探すor待ちとするか。あわてて保留してた「ハード・デイズ・ナイト」「イエロー・サブマリン」を買う。DVDは出たらとっとと買わないとダメだな、やっぱり。
あー本も読んでないし、DVDも見てないし、CDは新譜聞いてないし。サッカー見る以外のこと、実際してないかも…。ここんとこ試合数多くて。ま、当分そうかもしれないな。上記13枚のビデオやLDを見直したりもしてる暇あるかなー
2003年11月12日
OZmallの中にあったカモめーるが予告通り本当にupgladeされて「カモのひとりごと」というコーナーになっていた。前に比べるとぐっと読みやすくなってるというか…憑きものが落ちたような感じがするのは気のせい?毎週チェック。 ついでに隔週くらいでチェックしてるのが毎日かあさん、鳥頭の日々まんがなど。
2003年11月 8日
■dorlis ADI 2003.10.1
■感想
公式サイトもあるが、まだインディーズ。それに1st Single、2nd Singleでまだシングルも3枚目、アルバムはない。全国のHMV巡りとかしているようだ。なかなか力強い声だし、cobaがアコーディオン弾いてなくても、別に関係なく買った気がする。楽しみな新人だ。しかし、こういうのをジャケ買いというのか。最近そのパターン多いな。
なんというか…この手のタイプが増えて来たが、私の場合、音はまぁ良くても声がダメな場合が多い。小原明子とか曲は良く、音は今ひとつだが、何しろ声がまったくダメ。Cymbalsあたりは音はまぁまぁ、声は別にどうでもよいという感じで今ひとつインパクトがない。
organs cafeあたりを今度ちゃんと聞いてみるかな…。orange pekoeに匹敵する声と音はなかなかないなぁ。
■著者:サラ・イイネス
■書誌事項:講談社漫画文庫 2002.12 ISBN4-06-360447-0
■感想
あまりここでマンガは扱わなかったけど、ぼちぼち。
これは10年ほど前に刊行が開始されたものの絶版になっていた。それを復刊ドットコムで運動し、文庫本で2巻、3巻まで刊行されたのだが、どうも売れ行きが芳しくないらしく、4〜6巻の続刊が出ない。そこで再び復刊ドットコムで交渉してもらっているようだ。の〜んびりとした大阪弁だってある、ってことで。お風呂ででものんびり読んでみて下さい。
■著者:ホセ・マリア・アルゲダス著 杉山晃訳
■書誌事項:彩流社 2003.6 ISBN4-88-202823-9
■感想
日本で翻訳されたアルゲダスの3冊目。ヤワル・フィエスタ、深い川とすべて杉山晃先生の翻訳である。ペドロ・アルモドバル以外は全部読んでいるような気がする…。
ペルーの田舎で成長する白人(ミスティ)の少年の物語が短篇で綴られている。インディオに対して心情的なシンパシーをもち、同じ白人でも横暴な支配者を憎むが、いざ大自然の驚異を前にすると、自分はインディオの子ではないのだから危害を加えないで欲しいと祈る、そんな中途半端なアイデンティティの苦しみがすべての作品のあちこちからほとばしり出るようだ。
インディオの用語なので、訳せない単語が多く、言葉に慣れないとちょっと読み進めるのが厳しいだろうが、インディオのもの悲しさと祭り(フィエスタ)に象徴される力強さ、一歩間違えると凶暴さや残忍さにつながるのだが)が好きだ。
後にヤワル・フィエスタとなる作品の原型も含まれている。
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