ダブル ダブル
■著者:マイケル・リチャードソン編,柴田元幸,菅原克也訳
■書誌事項:白水社 1990.2.25(1992.5.15第7刷) ISBN4-560-04264-0
■感想
「分身」をテーマにしたアンソロジー。「双子」「影」「自分の人造人間」「鏡」といったモティーフをもった作品を14作集めたもの。収録作品は
私の場合、もっと感覚的にこれの存在は子供の頃からあって、鏡がまともに見られるようになったのは、ずいぶん大人になってからだった。だから独文を選んだのかもしれないな。 しかし、少なくともこの本では萩尾望都「半神」以上の作品には巡り会えなかったな。16ページの短篇としては最高傑作だと、やはり今でも思うが、それ以上に、これほどストレートで怖い「双子」の話もないなぁと思う。 (bk1にて購入。7,000円以上だと送料無料なので、ついつい買いすぎた)
■書誌事項:白水社 1990.2.25(1992.5.15第7刷) ISBN4-560-04264-0
■感想
「分身」をテーマにしたアンソロジー。「双子」「影」「自分の人造人間」「鏡」といったモティーフをもった作品を14作集めたもの。収録作品は
- かれとかれ/ジョージ・D.ペインター
- 影/ハンス・クリスチャン・アンデルセン
- 分身/ルース・レンデル
- ゴーゴリの妻/トンマーゾ・ランドルフィ
- 陳情書/ジョン・パース
- あんたはあたしじゃない/ポール・ボウルズ
- 被告側の言い分/グレアム・グリーン
- ダミー/スーザン・ソンタグ
- 華麗優美な船/ブライアン・W.オールディス
- 二重生活/アルベルト・モラヴィア
- 双子/エリック・マコーマック
- あっちの方では―アリーナ・レイエスの日記/フリオ・コルタサル
- 二人で一人/アルジャーノン・ブラックウッド
- パウリーナの想い出に/アドルフォ・ビオイ=カサーレス
私の場合、もっと感覚的にこれの存在は子供の頃からあって、鏡がまともに見られるようになったのは、ずいぶん大人になってからだった。だから独文を選んだのかもしれないな。 しかし、少なくともこの本では萩尾望都「半神」以上の作品には巡り会えなかったな。16ページの短篇としては最高傑作だと、やはり今でも思うが、それ以上に、これほどストレートで怖い「双子」の話もないなぁと思う。 (bk1にて購入。7,000円以上だと送料無料なので、ついつい買いすぎた)