井上陽水 Disc Review
魔力
魔力

  1. 覚めない夢
  2. BLACK SISTER
  3. 69 (SIXTY NINE)
  4. 世界はミステリー
  5. 赤い目のクラウン
  6. TWIN SHADOW
  7. G-ROCK
  8. MAP
  9. Love Rainbow
  10. LOVE LILA
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FOR LIFE 2010年11月17日 FLCF-4358

そしてまた4年ぶりのオリジナル・アルバム。「永遠のシュール」「九段」「カシス」「LOVE COMPLEX」「魔力」と1994年から2010年までの16年間に見事に4年おきで5枚出している。その間に奥田民生と2枚出していたり、カバーやベストは出してはいるが。そうなると、次は2014年になるのか。

覚めない夢
ピアノベースの静かな曲。アルバムタイトルの「魔力」はこの曲の中で使われているフレーズ。昔ならもう少し高音が出ているかもなぁと思いつつ、こちらも慣れてきたのか、不満には感じなくなってきた。
BLACK SISTER
「エミリー」という名前が好きなようだ。そのものずばりの曲が「ハンサムボーイ」にあった。
「69(Sixty Nine)」
Be Bopっぽい感じ。かなり歌詞で遊んでいる曲。メンドリとオンドリはメキシカンって...アンドレ・カンドレって名乗るだけのことはある。
世界はミステリー
奥田民生と組んだ2枚のアルバムの流れか、ギターがかき鳴らされている曲。「Love Rainbow」と同様、女性ボーカルとの掛け合いが楽しい。こっちはサラサちゃんかな?
赤い目のクラウン
このアルバムで一番好きな曲。妖しい陽水らしさが全面に出ている。「今度は愛妻家」がちょっと見たくなった。
TWIN SHADOW
懐かしい。9.5カラットの「A.B.C.D」によく似ている。
G-ROCK
こちらの歌詞の方が気合い入れて遊んでいるようだ。
MAP
優しい系の曲。以前と違い、声がかすれるようになって来ているのが、また別の魅力として良さを感じる。
Love Rainbow
Pretenders の"Don't get me wrong"に似た曲だが、女性らしさを全面に出したコーラス曲、というコンセプトなのだろう。
LOVE LILA
映画が妖しいせいなのか、とても妖しい曲。途中のバイオリンが "A Day in the life" のような崩れ方をするような気配はありつつ、崩れない。

妖しい、優しい、楽しい、の3本立てはいつもの通り。タイアップ曲が多く、ぽつぽつととりためた曲に新曲を追加しているため、アレンジャーがバラバラで、統一されたコンセプトはないが、聴いている方は楽しい。

タイアップは以下の通り。

2010.11.18

  作詞作曲編曲
1覚めない夢井上陽水井上陽水・川原伸司井上陽水
2BLACK SISTER井上陽水井上陽水井上陽水
369 (SIXTY NINE)井上陽水井上陽水井上陽水
4世界はミステリー井上陽水井上陽水INORAN・星勝
5赤い目のクラウン井上陽水井上陽水H.GARDEN
6TWIN SHADOW井上陽水井上陽水小野良喜
7G-ROCK井上陽水井上陽水井上陽水
8MAP井上陽水井上陽水井上陽水
9Love Rainbow井上陽水井上陽水武沢侑昴
10LOVE LILA井上陽水井上陽水今堀恒雄

BEST BALLADE

UNITED COVER 2