最近読んだ本、見た映画・芝居、聞いたCD

2018年4月23日

Salon de Mari Platinum Songs/ミズノマリ

salon de mari platinum Songsミズノマリさんがparis matchでもピアノを弾いてる堀秀彰さんと以前からやってるジャズのソロライブが「Salon de Mari」で、私も行ったことがあります(2014年10月のMotion Blue Yokohama)。これをアルバムにしたのですが、一般発売されておらず、wizyというサイトでの事前申し込みのみの販売。紅茶つきとか、江古田のCafe Bleuでのミーティングとセットとかいろいろあったのですが、私はアルバムのみ(直筆サイン入り)購入。4月21日というparis matchデビューの日に到着するよう発送されました。

Salon de Mari Platinum Songs全力でジャズです。もともとJazzyなアレンジの多いユニットで、そこが好きなのですが、そんなに本格的にはあえてやらずに「ポップス」である、というポリシーを大きくは崩さないのですが、ソロではいいんじゃないかと。プロデューサーは洋介さんなので、paris matchのプロジェクトですけど。

paris matchの曲の中から何を入れるかはwizyのサイトでリクエストを募っていました。私も何か書いたと思うのですが、なんだったか忘れてしまいました。でも全部いいですよ。でも「黒翡翠のララバイ」とかしぶいところ書いたかも。「Strawberry Waltz」は絶対入ると思いましたし、入っていて嬉しかった。「AFTER THE RAIN」「ダスト・イン・パリス」「東京ベイ」もジャズアレンジがとても似合う。「ダスト・イン・パリス」切ない...。どうせリクエストの一番は「Saturday」なんですが、これをあえて押さないのが長年のファンです。

「Hot Butterfly」は1978年のグレッグ・ダイアモンド・バイオニック・ブギーの曲ですが、1980年のチャカ・カーンのカバーが有名。「Summertime」はジョージ・ガーシュインの曲でスタンダード・ナンバー。私が一番印象に残ってるのはりジャニス・ジョプリンなんですが、あれが異色のカバーなんでしょう。以前のSalon de Mariのライブでも歌ってくれました。

ラスト、カーペンターズの「愛のプレリュード」はparis matchにとっては記念すべき曲。ボーカリストを探していた洋介さんと古澤さんの前に現れたミズノさんが歌って、この人に決めたっていう曲だから。これを聞いたら、確かに震える、決める。→2004.1.25のブログ

余談ですが、最近ミズノさんがJill-decoy Associationsの「Zinger」というミニアルバムに参加したのですが(4曲目の「Now is the time!」)、このバンドのchihiroさんも良い声ですが、それよりずっとミズノさんの声がいい。デュエットだから余計に際立ちます。これはparis matchファンにも聴いてもらいたいです。


01. Hot Butterfly [4:16] Gregg Diamond Bionic Boogie
02. Summertime [5:44] George Gershwin
03. Waltz for Debby [5:11] Bill Evans
04. AFTER THE RAIN [4:58] ~Volume One
05. ダスト・イン・パリス [5:48] ~11
06. Saturday [6:17] ~Type III
07. Strawberry Waltz [5:17] ~to the nines
08. CAMELLIA [4:09] ~♭5
09. 東京ベイ [6:37] ~After Six
10. My Favorite Things [4:14] Julie Andrews
11. We've only just begun [4:50] Carpenters

P.S.ちょっと後にこちらのミズノさんご自身の解説があがってました。

2018年3月25日

大貫妙子 Pure Acoustic 2018

大貫妙子pure acoustic 20182018年3月24日(土)17:00開演 19:00終了
新宿文化センター大ホール

私は過去の「Pure Acoustic」コンサートに行ったことがありません。JCBホールでのコンサートを収録したDVDを見ただけです。なので、一つ一つの音を聴き漏らすまいとすごく息を詰めて集中していました。大貫さんもすごく集中していたのでしょう。MCもそこそこ、どんどんコンサートを進めて行きます。9曲目まできて「リラックスしてください。」と「横顔」を歌ってくれました。本当にこのときやっと息が抜けたのです。


天から降るような、とはよく言ったもので、なんと美しい声。そこにピアノ、ベース、カルテットが絡むハーモニー。ため息しか出ません。大貫さんの繊細な声には弦の音が合う。パネさんのピアノと同じくらい合う、ということは自明のことですが、ライブで聴くと更によくわかります。山弦のギターの音とも合いますよね。

セットリストを見ると、なかなかこういうライブでないと再現できないような曲ばかりです。1996年に出たCD「Pure Acoustic」にある曲も多かった。途中、世界旅行を始めて、パリ、ヴェネチア、アルゼンチンへと連れていってくれました。贅沢すぎる時間でした。

客席見ていて思うのですが、男性がすごく多いんですね。私は大貫さんの曲はずっと聴いてますが、コンサートに行くようになったのはこの数年です。一人で聴いている頃は、曲の内容からしてファンは女性ばかりだろうと思っていたのですが。もちろん女性も大勢いますが、男性が多い。それも大貫さんと同年代か少し下くらいの方。ご夫婦でいらっしゃる方もいますが、男性一人、もしくは男性複数人という組み合わせ。ジャズが好きなおじさま方のような感じでもなく、フォークの頃から音楽を聴いている方たちとも微妙に違う。何というか、アイドルなんですよね。大貫さんって。かわいいし。MCではとてもさばさばした感じのしゃべり方なので、アイドルってピンと来ないのですが、でも皆さんの「俺だけがわかる」感というか、恋してる感が伝わってきます。やはり皆さん、お目が高い、ただ者ではないという感じがします。

八ヶ岳高原にも行きたいですけどね。我慢します。今日は本当に素敵でした。

1987年、ポップス系アーティストとして初めて、それまでクラシックのみだったサントリーホールで公演を行いました。
そこから始まった「PURE ACOUSTIC」コンサートは、恒例のコンサートとして23年間ほぼ毎年行われてきたものの、主要メンバーの金子飛鳥(Vn)の渡米をきっかけに2009年公演が最後となりました。
2013年の鎌倉で一度きりの公演も行われましたが、あの"PURE"で透明な世界が、約5年ぶりに最高のミュージシャンとともに帰ってきます。

フェビアン・レザ・パネ(pf)
吉野弘志(b)
ASKAストリングス
金子飛鳥(vn)
相磯優子(vn)
志賀惠子(vla)
西谷牧人(vc)


1.HYMNS(A Slice Of Life)
2.カイエ(カイエ)
3.若き日の望楼(ROMANTIQUE)
4.雨の夜明け(ROMANTIQUE)
5.彼と彼女のソネット(A Slice Of Life)
6.新しいシャツ(ROMANTIQUE)
7.黒のクレール(Cliché)
8.アヴァンチュリエール(AVENTURE)
9.横顔(MIGNONNE)
10.la mer, le ciel(AVNTURE)
11.Siena(copine.)
12.Tango(LUCY)
13.空へ(LUCY)
14.Cavaliere Servente(PURISSIMA)
15.光のカーニバル(Cliché)
16.突然の贈り物(MIGNONNE)
17.星の奇蹟(note)
en1.メトロポリタン美術館(Comin' Soon)
en2.地下鉄のザジ(Comin' Soon)



2018年3月10日

ナガシマトモコ [orange pekoe] a.k.a.NiA ソロライヴ 2018

ナガシマトモコソロライブ2018orange pekoeのナガシマトモコ、ニューヨークに移り住んでから約2年、凱旋ライブです。ただし、ソロで。パートナーの一馬くんの方はちょいちょい帰って来てライブをやっていましたが、トモジは渡米以来初めてです。トモジはNYで何をしているかというと、ソロアルバムをつくっていると言うのですが、みんなは信用してないそうです。いやいや、ご本人がそう言うのだから、つくってるのでしょう。

オレペコ8、NIAが3、カバー3、の構成(2曲目にやったNIAの曲が思い出せない...何故かこの時間帯ぼんやりしていました)。
変わらず、力強い、伸びやかな歌声でした。これまでのオレペコの二人ライブはギター伴奏なので、ピアノ伴奏は新鮮でした。Keiko Rhodesさんとは「Love Life」の頃からのおつきあいだそうです。ライブツアーの中で二人だけ女性ということもあり、必然的に仲良くなっているとのこと。

ナガシマトモコソロライブ2018オレペコの曲はちゃんと定番をやってくれました。「Selene」はやっぱりやるのね...と思いながら、アンコール、サイモン&ガーファンクル「明日にかける橋」って「Selene」と同じコンセプトだなぁと思ったりもしました。ロバータ・フラックの「愛は面影の中に」は確かにどこかでやったような気がしますが、自信ないです。でもよく歌えていました。ダニー・ハサウェイの「いつか自由に」はまさに公民権運動の曲ですが、娘のレイラ・ハサウェイに捧げた名曲。


1stと2ndステージ、通常は入れ替えですが、このライブは休憩。衣装を替えてました。bonbonのふんわりした衣装。よく似合う。

ナガシマトモコソロライブ2018正直、二人で行ったんだから、二人で帰って来いよ!と思うところはありましたが、もう少し向こうにいたい、年内には二人で何かする、とのこと。今年、オレペコ結成20周年でもあることだし、頑張って欲しいです。ソロもいいけど、やはり私は一馬くんのギターにのったトモジの歌が聴きたい。でもNYからLAに移り住んだという話もあります。なんだろう?日本に帰ってくる気はないのかな?別にどこに住んでいてもアルバム出して、ライブやってくれればいいんですけどね。

20180309d.jpg2018年3月9日(金)19:30開演
Motionblue Yokohama

1st
1. 太陽のかけら(orange pekoe)
2. Brown Koffee(NIA)
3. The First Time Ever I Saw Your Face (Roberta Flack)
4. Beautiful Thing(orange pekoe)
5. Foggy Star(orange pekoe)
6. I Really Miss You(NIA)
2nd
7. Mystical Moment(NIA)
8. Someday We'll All Be Free(Donny Huthaway)
9. Birthday Song(orange pekoe)
10. Selene(orange pekoe)
11. やわらかな夜(orange pekoe)
12. ソングバード(orange pekoe)
en1. Bridge Over Troubled Water(Simon & Garfunkel)
en2. LOVE LIFE(orange pekoe)

2017年12月29日

ego-wrappin' Midnight Dejavu 2017

東京キネマ倶楽部ego-wrappin'の東京キネマ倶楽部、落ちたり当たったり、落ちたり当たったり、で2回目。東京公演のラストは12月24日というクリスマス・イブでした。よっちゃんは相変わらずカッコよくて、かわいくて素敵でした。森くんもホーンセクションのみんなも。

「キスのうまいあなた」はMighty SparrowのI'll be aroundのカバーですが、これ、音源ないなぁ。以前もライブでやってましたよね。新曲の「心象風景」はニューロマンサー(新宿文化センターホール)でも聴きました。わりとじっくりした曲が多かった。後半から走ってる感じ。カバーは「Rock Around The Clock」だけだったような気がしますが自信ない。
アンコールはサブステージから。やはり新曲。タイトルは不明です。ライブたくさんやりながら、ちゃんとつくってる。ありがたい。

キネマ倶楽部エレベーター客の方は2年前のときはもっと迫力あった気がしますが、こんなものだったかなぁ。年齢層はおそらく30~40代が主流で50代もいるかもしれない。すごく若くはないけど、スカ好きな男性はわりとイケてる人が多いと思います。あの混み具合ですから、若干のトラブルはちらほらと(ノレる曲になると後ろからがーっと真ん中に突っ込む一群、水がかかったどうこうの女性の声、ステージから投げられたトレーナーの取り合いでのどつき合い)。あまり激しくはなかったし。喫煙所にプルームテックやアイコスが大勢いて、以前より煙くないような気がしました。

セトリ
1.Sing Sing Sing(instrumental)
2.Neon Sign Stomp(Bright Time EP)
3.Knock Around The Clock(カバー)
4.PARANOIA(満ち汐のロマンス)
5.Crazy Fruits(満ち汐のロマンス)
6.Choo Choo Ch'boogie(Louis Jordanのカバー)
7.キスのうまいあなた(Mighty Sparrow:I'll be aroundのカバー)
8.GIGOLO(色彩のブルース)
9.あしながのサルヴァドール(Night Food)
10.老いぼれ犬のセレナーデ(Night Food)
11.Mughead Ska(Llans Thelwell & His Celestialsのカバー)
12.心象風景(新曲)
13.a love song(SWING FOR JOY)
14.かつて..。(満ち汐のロマンス)
15.色彩のブルース(色彩のブルース)
16.Mother Ship(ON THE SHIPS!)
17.雨のdubism(EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX)
18.くちばしにチェリー(Night Food)
19.love scene(ないものねだりのデッドヒート)
encole
20.新曲
21.サイコアナルシス(満ち汐のロマンス)
22.チェルシーはうわの空(Night Food)

22日のレポート:EGO-WRAPPIN'、アルバムへの期待も高まった年末恒例「Midnight Dejavu」(音楽ナタリー)

2017年12月24日

大貫妙子 Welcome to my garden

大貫妙子 品川グローリア教会今年は9月のBillboardに行けなかったので、大貫さんのライブは1年ぶりになります。クリスマス近くに教会でライブなんて素敵ですね。定員400人くらいのキャパなので厳しいかなと思いましたが、何とかチケットとれたので行ってきました。

今回、滅多にライブではやらない曲が多く、マニアにはたまらないセットリストに。ただ、あまりにも普段やらない曲ばかりで、一曲ずつていねいにMCを入れてくれたのに、覚えていられず、曲順に自信がありません。抜けもあるかもしれません。ご教示いただければ幸いです。

「夏色の服」の前に「よく似合うと買ってくれた夏色の服 今年も一人で抱きしめてしまう」の「しまう」は「抱きしめてしまう」じゃなくて、「抱きしめて(から)仕舞う」の意味です。」と説明してくれました。実際、歌詞カードなんかには「仕舞う」になってます。

「星の王子さま」は音源としてはおそらくありません。薬師丸ひろ子に提供し、矢野顕子作曲の曲ですが、アッコちゃんのアルバムにはあるのですが、大貫さんのアルバムには見当たりませんでした。アッコちゃんらしい曲です。

映画に提供した曲特集として何曲か歌ってくれたのですが、野村宏伸主演の「恋人たちの時刻」、竹中直人監督の「東京日和」と続きます。「東京日和」での竹中直人のさんざんな振り回しっぷりなどを話してくれました。

更に「パンとスープとネコ日和」から2曲。サントラが出ています。こちらで演奏していたフラメンコのギタリスト沖仁さんがゲストで登場し、その2曲を演奏してくれました。これは嬉しい。特に「この空の下」はスタッフ総出でパルマ(手拍子)をやってくれたりしました。

大貫さんは昨年「山のトムさん」というWOWOWの映画音楽を担当されたのですが、この中で、リュシエンヌ・ボワイエの「聞かせてよ愛の言葉を」(Parlez-Moi D'amour)を光石研さんがオムライスをつくるシーンで歌ってます(0:40くらい)。ほかにペギー・リーの「I Don't Wanna Play In Your Yard」(1:57くらい)、オリジナルのED「山のトムさん」を歌ってます。残念ながらこの映画のサントラは出ていないのです。いつかニュー・アルバムをつくってくれたら入れて欲しいですね。

その後は「冬」「星」「宇宙」をテーマにした曲を歌ってくれて、クリスマス気分満載で盛り上がりました。

今回、特にステージ付近の乾燥がひどく、コンディションとしてはあまりよくありませんでした。風邪をひいたわけでもないのに、リハーサルからえへん虫にとりつかれたそうで、1曲途中でやり直しになったほどです。絶好調とは言えない状況でしたがそれでもきっちり仕上げてくるのは、さすがです。勝手な想像ですが、本当はものすごく寒い教会の中を暖めるために相当強い暖房がされていて、それがステージ付近は特に強かったのかもしれないなと思いました。


さて、私は帰宅してTwitterで見るまで気付かなかったのですが、8月にテレ東で放送された「Youは何しに日本へ?」の彼が来ていて、大貫さんと会ったようですね。それもテレ東の招待だったようなので、お正月の特番でこの出会いは流れるのではないかと予想しています。彼のおかげで「SUNSHOWER」のアナログ復活。そしてそれに続き「Grey Skies」も再発売。それからこの先「MIGNONNE」なども続いていくようです。これは新しいカッティングで作り直したものだそうです。テレビの力は大きいと思いますが、私はこのyouが本当に大貫さんの音楽を楽しんでる様子がみんなに伝わったんだろうなと思います。


2017年12月20日(水)19:00開演
キリスト品川教会グローリア・チャペル


Pf:フェビアン・レザ・パネ
DS:林 立夫
B:鈴木正人
G:沖 仁(Guest)

1. 不明(パネさんのソロ)
2. 若き日の望楼(ROMANTIQUE)
3. 夏色の服(Cliche)
4. 四季(ATTRACTION)
5. 風の道(Cliche)
6. 突然の贈りもの(MIGNONNE)
7. La Musique(note)
8. 3びきのくま(UTAU)
9. 星の王子さま(薬師丸ひろ子提供・矢野顕子の曲)
10. 恋人たちの時刻(A Slice of Life)
11. 東京日和(パネさんのソロ)
12. パンとスープとネコ日和
13. 不明(沖さんのソロ)
14. 聞かせてよ愛の言葉を(「山のトムさん」より挿入歌)
15. この空の下で(パンとスープとネコ日和)
16. 横顔(MIGNONNE)
17. Hiver(One Fine Day)
18. 星の奇跡(note)

encole
19. Kiss The Dream(ATTRACTION)
※今回セットリスト、全然自信がありません。Twitterなどでご指摘いただけると幸いです。