最近読んだ本、見た映画・芝居、聞いたCD

2017年7月16日

paris match in Billboard Live Tokyo

paris match billboard live tokyo名古屋公演に行かれる方、ネタバレありなので見ないで下さい。

渋谷music duoで行われたミズノさんの誕生日ライブ(4/29)に行けなかったので、なんとしてもこれはと思いつつ、でも行けるかどうかわからなかったので、被害を少なめにと思って初めてカジュアルエリアに座ったビルボードライブ東京。私は正面カウンターが好きなので、横側にあまり行きません。他にも席はありますが、この横のカジュアル席は背もたれないから疲れますね。あまり頻繁に使いたい手ではないのですが、とにかく行くことが出来たのでよかった。それから、今回初めて(上の方だけど)黒沢さんの近い方角に座ることが出来て、それがとても嬉しかった。

「Lady's Jam」が始まったときは度肝を抜かれました。ライブでやったことあるのかな?と思っていたら、やはり初めてでした。この曲、レズビアンの女性が主語になってる歌詞なのですが、当事者的にどうなんだろうというのは気になるところではあります。古澤さんは本当によくこんな歌詞が書けるなぁと呆れるというかすごい。「今回は黒沢さんがいるから女声どうしの掛け合いが出来るからやってみることにしました」とのことですが、黒沢さんよくいるのに?

「Saturday」のあのドラミング。イントロが始まったと思ったらなんか違う曲で、よく聞くとボズ・スキャッグスの「Low Down」でした。知ってるはずなのに今まで気づかなかった。洋介さん、私もリアルタイムで聴いていました。歳が同じなので、音楽的な背景に親近感があります。この曲からインスピレーションがわいてきたとのこと。そして恒例の「Saturday」ですが、今回初めて別アレンジでやってみたそうです。サンバ調の楽しい「Saturday」に。

「ダスト・イン・パリス」で黒沢さんがキーボードに。しっとりした良い曲です。アンコールの「ストロベリーワルツ」はミズノさんと堀くんの二人でしっとりと。

2ndも観たかったーと思いながら帰ります。私は2ndのエンディングまではなかなかいられず、いつも残念です。

日時:2017年7月13日(木)18:00~20:20
会場:Bilboard Live Yokyo


Vocals: ミズノマリ
G, Key: 杉山 洋介
G: 樋口 直彦
Ba: 坂本 竜太
Drums: 濱田 尚哉
Key: 堀 秀彰
Sax: 山本 一
Background Vocals : 黒沢 綾


1. Free (Passion 8)
2. 太陽の接吻 (♭5)
3. Lady's Jam (to the nines)
4. Desert Moon (PM2)
5. Low Down (Boz Scaggs のカバー)
6. Saturday (Type III)
7. ダスト・イン・パリス (11)
8. アルメリアホテル (QUATTRO)
9. Killing you (11)
10. Sand Storm (edition10)
en1. Strawberry Waltz (to the nines)
en2. All I Need (edition10)


2ndはこちら(sea side)
1曲目とアンコールが違うかな?

2017年7月15日

Jill-Decoy association のこと

Jill-Decoy associationJill-Decoy association、略してジルデコ。Ego-Wrappin'の森雅樹がアレンジした「光のこどもたち」で知った。その後も時々目にしていたから気になって、Amazon Prime Musicでアルバムを3枚聞いた。それから全アルバムを聴いた。

このところ2回、ライブに行ってる。
2017.2.25:Motion Blue
2017.5.14:
ジルデコ360° Premium Live in 竹あかり~ voyage tour Final ~

本場で鍛えられたJazzギタリストとドラマー、音がよくて、曲もよくて、ボーカルもまぁまぁ好きな方です。伸びやかで良い声でそんなにキンキンしていない。私には耳障りな女性ボーカルが多すぎる。音がよくても女性ボーカルの声質が気に入らないバンドが多いので貴重。ところが、歌詞がかなり残念。全部の歌詞が、ではないが半分近くちょっと?と思う。
若い女性の思いをそのまま綴った歌詞がまざることが多い。日常を離れたい音楽で一人の女性としての心情を「そのまま」歌われるのは拒絶反応がある。だから歌詞は聴かないようにしている。2度ライブ行って、曲も好きなんだけど、どうにももったいないなぁと思って、書いています。

こういう記事を読んで、更にその思いは強くなった。
特集:JiLL-Decoy association~常に新鮮な音楽を届けるジルデコの秘密(Billboard Japan)

彼女が描く歌詞の世界は、いわゆるジャズにありがちなクールで距離をおいたような感覚は薄く、同世代の女性が共感できる身近な恋愛や友人、家族などがテーマになっていることが多い。加えて、女性特有の情念を込めた内容であることも多く、言葉だけを取り出すとどこかウェットで感情的なところも特徴のひとつだ。

聴衆には若くてオシャレな女性が結構いて、共感するのだろうけど、彼女たちが歳をとるのにつれて、歌詞も歳を取るようになるのだろうか?

同じことを歌うのに、もっと比喩的に、高い表現力を使った歌詞は書けないものなのか。すごくいい曲なのに、どうにももやもやする曲の代表格に「わすれな草」があります。とても叙情的で良い部分と残念な部分が混ざり合っていて、繰り返し聴く気が失せる。
この傾向が5枚目の「ジルデコ5」から加速度的に強くなり、最新盤の「voyage」へ向けてひどくなってるなと思う。「航海」なんていい曲だなと思うのだけど、埋もれてしまっている。

「女性としての心情をそのまま歌った歌詞」。やるなとは言わないけれど、アーティストとして、このままでいいのかと。別にオシャレなジャズシンガーにならなくていいけれど、もうちょっとなんとかならないのかなぁ。吉田美和になりたいのはわかるけど、彼女はもっといい歌詞書いてますけれども?と。

そして、どうしても言いたくなった理由はやはり、paris matchの古澤大氏の歌詞を聴いたから。一時期あそこもミズノさんが歌詞を書くようになってちょっと違和感を覚えたのを思い出す。短い期間ですぐにやめている。それでよかったと思います。最近あまりいないのだけど、作詞に専念している人に一度書いてもらうといいのでは?と思います。
Jill-Decoy association Official Youtube

2017年3月20日

たかが世界の終わり

たかが世界の終わりネタバレ含みます。

グザヴィエ・ドランの「マミー/Mommy」以来のオリジナル映画。原作は戯曲で、12年ぶりに家に帰った次男の帰省の1日の出来事を描く。カナダ=フランスの映画で、ロケ地はどこかわからないけれど、舞台はフランスの田舎のように見える。ベルトラン・タヴェルニエの「田舎の日曜日」を思い出したが、あんなのんびりした映画ではないし、ストーリーも全く違うけれど、映像にはどこか共通点が感じられる。フランス映画の伝統なのか。家族の映画はどこか似る。

舞台はほぼ家の中だけの密室における会話劇なのに最後まで緊張感に満ちていて、飽きさせない。なんだろうこの力は。アップの多用、一人アップになると、別の人物は背景に消える。いつものように音楽が効果的に使われる。今回は「恋のマイアヒ」で驚かされたけれど。


彼は何をしに帰って来たか。兄嫁は気づいていて、直接質問を口にもする。でもその答えは自分の夫や姑に言って欲しい。母も何かを感づいていて、でも言って欲しくないので話をそらす。妹は小さい頃にいなくなった兄に憧れている一方、残されたことへの恨みもある。だが、何のために帰って来たかはわかっていない。最も乱暴に告白を恐れているのが兄。もともと優秀な弟へのコンプレックスに満ちあふれていて、憎んでもいる。かまをかけるためなのか、弟の昔の恋人が癌で死んだことを告げている。告白しようとした弟を乱暴に止める。これが最後だとわかったとしても、おそらく受け入れられない。最初、告白することで「僕は最後まで僕でありたい」みたいなことを言ってるが、そんな簡単にいくわけがない。

ドランの映画にさわやかなハッピーエンドなんて望めない。でも後味が悪いとも思わない。悲劇的な結末を「あぁ、そうだよね。そんなもんだよね。」と説得力とあきらめをもって受け入れられるのは、彼の映画の力なんだろうなと思う。

ギャスパー・ウリエルのはにかんだ顔と割れたあごが忘れられない。


公式サイト:たかが世界の終わり
監督・脚本:グザヴィエ・ドラン
主演:ギャスパー・ウリエル、レア・セドゥ、ヴァンサン・カッセル、マリオン・コティヤール、ナタリー・バイ
原題:Juste la fin du monde
2016年 カナダ・フランス カラー 99分

「マミー/Mommy」

2016年12月22日

Taeko Onuki symphonic concert 2016

Taeko Onuki symphonic concert 2016

大貫妙子がフル・オーケストラをバックに一夜限りのコンサートを開く。それも東京芸術劇場というクラシックのホールで。これまでも「pure acoustic concert」として長らく弦楽四重奏団とコンサートを開いてきたが、フルオケは初めてだし、次があるかどうかわからない。

ター坊の曲はストリングスをバックにしたものは多いので、まったく違和感はなく、むしろあれらが生演奏で聞けるなんて、そんな贅沢なコンサートがあるのなら、それは行かねば。

バンドを前に、後ろの高い場所にオーケストラが。オケって、オペラで沈んでいるので、何となくそういうイメージでいたのだが、逆だった。日本ではこのスタイルは初めてかもしれないとのこと。

私は1Fの10列目より前だったので、バンドやター坊はすぐ近くだったが、このコンサートなら2階席の方がオーケストラがよく見えて良かったのではないかと思う。

初めて千住明氏と組んだ「アフリカ動物パズル」、「アリーテ姫」のサントラの「金色の翼」、愛知万博(愛・地球博)三井東芝館で上映された映画のテーマ「Voyage」という3曲は千住明氏の曲なので当然出るとして、それ以外の曲も古いものが多かった。「グランプリ」は初めてライブで演奏されたのではないかとMCで言われていた。この曲、冒頭と途中に車の排気音が入るというつくりで、イブ・モンタン主演の「グラン・プリ」(1966)をイメージしているのかと。この「AVENTURE」というアルバム自体が映画音楽を指向しているようなところがある。

第一部と第二部の冒頭の曲は、オーケストラのみ。「突然の贈りもの」はバンドのみ。あとは全部コラボ。「黒のクレール」なんかは、いかにもオーケストラ向きだが、「夏に恋する女たち」「幻惑」のような、ポップス系も入る。それでも、「哀しみの足音」「Tema Purissima」「RENDEZ-VOUS」はやはり再現性高くて感動する。「光のカーニバル」は更に華やかになり、カーニバル感が増していた。

このコンサートの模様は3月15日にDVD+CDの2枚組で発売されるとのこと。全然見えなかったオーケストラの細かいところが見たい。

taeko onuki symphonic concert 2016日時:2016年12月22日(木)18:00開場、19:00開演
会場:東京芸術劇場

編曲・指揮:千住 明
演奏:東京ニューシティ管弦楽団
g:小倉博和
b:鈴木正人
pf:フェビアン・レザ・パネ
ds:林立夫

taekoonuki2016symphonic2.jpg第一部
1 Overture
2 黒のクレール (Cliche 1982)
3 夏に恋する女たち (SIGNIFIE 1983)
4 突然の贈りもの (MIGNONNE 1978)
5 RAIN (Lucy 1997)
6 哀しみの足音 (DRAWING 1992)
7 Voyage (One Fine Day 2005)
8 光のカーニバル (Cliche 1982)
第二部
1 アフリカ動物パズル~メイン・テーマ (アフリカ動物パズル 1986)
2 ピーターラビットとわたし (Cliche 1982)
3 金色の翼 (「アリーテ姫」サントラ 2001)
4 Tema Purissima (PRISSIMA 1988)
5 幻惑 (SIGNIFIE 1983)
6 TANGO (Lucy 1997)
7 グランプリ (AVENTURE 1981)
8 RENDEZ-VOUS (ensemble 2000)
en
1 Shall We Dance (Boucles d'oreilles 2007)


taeko onuki symphonic concert 2016「TAEKO ONUKI meets AKIRA SENJU~Symphonic Concert 2016
1.Overture(instrumental)
2.光のカーニバル
3.アフリカ動物パズル~メインテーマinstrumental)
4.金色の翼
5.Voyage
6.突然の贈り物

このCDは販売されていますが(TAEKO ONUKI meets AKIRA SENJU~Symphonic Concert 2016)、会場ではこれにブックレットがついているものが限定で販売されていました。

2016年12月17日

paris match winter special X'mas Contert 2016

paris match【 paris match winter special X'mas Concert 2016】

日時: 2016年12月17日(土)17:00開場、18:00開演
会場:日本橋三井ホール

ミズノさんは例によって、頭3曲くらいが慣らし運転で、そこからぐぐっと調子をあげていきます。前半、比較的落ち着いた、通好みの曲が続いて、後半に盛り上げる感じ。
「The Christmas song」は堀くんと2人で演奏しました。
「タイム・シェイド」が嬉しかったなー。

ミズノマリ
杉山洋介
guitar:樋口直彦
bass:坂本竜太
drums:濱田尚哉
keyboard:堀秀彰
sax:小池修
trumpet:佐々木史郎
tronborn:佐野聡
cholas:黒沢綾
1.冬空カプチーノキッド [11]
2.シベリアンラプソディ [11]
3.topaz and diamond [after6]
4.Metro [flight7]
5.眠れない悲しい夜なら [Quatro]
6.タイムシェイド [Passion 8]
7.銀のセダンと時間の鍵盤 [edition10]
8.You are my reason [edition 10]
9.ANGEL [Quatro]
10.Killing you [11]
11.Passion8 Groove [Passiin 8]
12.The Christmas song
13.ダストインパリス [11]
14.太陽の接吻 [♭5]
15.ヨコハマシティ [Passion 8]
~floor [to the nines]
~coffee machine [PM2]
16.Free [Passion 8]
17.虹のパズル [flight 7]
18.Silent Night [Song for you]

en
19.Saturday [TyleIII]
20.Sandstorm [edition 10]