苺とチョコレート
■著者:セネル・パス著,野谷文昭訳
■書誌事項:集英社 1994.10.10 SIBN4-08-773207-X 1300円
■感想:
「野谷文昭」で検索したら出てきたから買った。それだけのことなんだけど、読んでみたら、これは「蜘蛛女のキス」の軽い版って感じ。字も大きいし、短いので、気軽に読める。
ゲイの芸術家と共産党青年のプラトニックな友情を描いた作品。政治的ではあるが、おとぎ話風でもある。しかし、どーして、こうゲイってのは優しい人ばかりに見えてしまうんだろうね。実際はそんなことないんだろうけど。
ところで、妙に甘ったるいタイトルだが、これはキューバでは男がイチゴのアイスクリームを頼むのは、ゲイであることをあらわすらしい。一般的に男性はアイスクリームならチョコレート。
マッチョな国だからこそ、ゲイが多いのか。最近キューバのゲイものばかりだな…。好んで読んでるわけじゃないんだけど、当たる確率が高い。
- 映画情報
- 「苺とチョコレート」1993 スペイン・メキシコ
- 製作:ミゲル・メンドーサ
- 監督:トマス・グティエレス・アレア/ホアン・カルロス・タビオ
- 脚本:セネル・パス
- 原作:セネル・パス
- 撮影:マリオ・ガルシア・ホヤ
- 音楽:ホセ・マリア・ヴィティエル
- 出演:ホルヘ・ペルゴリア/ウラディミール・クルス/ミルタ・イバラ/フランシスコ・ガットルノ/ヨエル・アンヘリノ/マリリン・ソラヤ
- 製作:ミゲル・メンドーサ